代表・多田博之 プロフィール

職歴

1986年
 ソニー株式会社入社
 コンポーネント営業本部営業推進部に配属(OEMビジネスを主体とする)
 国内セールス、海外マーケティング、営業管理等を統括係長として担当
1996年
 社会環境部に異動(社内異動希望制度を利用し、本人が環境職を希望)
 環境に関する企画、戦略立案、環境コミュニケーション、環境会計等を担当
1999年
 社会環境部 企画室室長に就任
 環境ビジョン、環境中期行動計画等のソニー全社戦略策定を担当
2001年
 ソニーユニバーシティ(社内大学)に選抜される
 ☆「2010年のソニーを考える」テーマ論文で銀賞受賞(金賞は該当なし)
2002年
 ソニーイーエムシーエス株式会社の立ち上げに請われて参画
 (国内11製造事業所を統合、資本金67億4,100万円:100%ソニー株出資、売上規模約2兆7千億円、従業員数約2万名:発足当時)
 経営品質部 統括部長に就任する、経営会議、MOC(Management会議)メンバー
 ☆2004年、2005年 ソニーイーエムシーエス社長賞を2年連続受賞
2003年
 環境NPO:ジャパン・フォー・サステナビリティを枝廣淳子と共に設立、共同代表を経て、理事長
2006年
 大阪大学サステナビリティ・サイエンス研究機構 特任准教授に招聘される
2007年
 ソニー株式会社を退社(環境/CSR経営に関する方向性の相違のため決断)
 国連グローバルコンパクト日本運営委員会事務局長を担当
 環境省中央環境審議会 環境情報専門委員会委員に就任
2008年
 法政大学大学院客員教授に招聘される
2010年
 東北大学大学院環境科学研究科特任教授に招聘される
2013年
 神戸大学非常勤講師
2018年
 成蹊大学非常勤講師
 サステイナブル経営総合研究所を設立、所長に就任する
2023年
 京都橘大学経営学部にて「環境経営論」の集中講義を行う。

ビジネスでは21年、教育・研究、NGO/NPOの領域において15年以上の職歴を持ち、特に環境、CSR分野においては、国内外に広範な人脈を保持し、確固たるビジョンを保有する。

近年は、SDGsも含めた企業・自治体のコンサルティング実績多数。2021年より岡山大学環境理工学部にて教鞭を執る。

環境・CSR関連の主たる公職・社会活動

委員会活動など:

1997年4月~1999年12月
 日本機械輸出組合 環境・安全グループ
 「貿易と環境 国際ルール専門委員会」委員
1998年4月~1999年5月
 環境省「政府活動のグリーン化推進のための新たな仕組み等検討調査」
委員会委員
1998年4月~1999年3月
 環境省「環境保全コストの把握及び公表に関するガイドライン検討会」委員
1999年4月から2000年3月
 環境省「環境会計システムの確立に関する検討会」委員
2000年5月から2001年3月
 環境省「事業者の環境パフォーマンス指標に関する検討会」委員
1999年4月から2001年3月
 環境省「企業の環境コミュニケーションが循環社会システムづくりに与える
影響に関する検討会」委員
2000年4月から2002年3月
 経済産業省「環境配慮型原価管理システム検討小委員」委員
2001年3月から2003年3月
 財団法人 地球環境戦略研究機関「ITの地球環境問題に対する影響に関する調査研究会」委員
2002年4月から2004年3月
 経済産業省 「排出事業者ガイドライン検討会委員」委員
2003年4月から (継続中)
 コスモ石油環境財団エコカード基金 評議員
2005年9月から2006年10月
 「グリーンサービサイジング研究会」会員 (千葉大学倉阪教授主宰)
2005年4月から2006年3月
 (社)機械振興協会 「欧州CSR委員会」委員
2005年4月から (継続中)
 (社) 産業環境管理協会 「エコリーフ環境ラベルプログラム運営委員」委員
2006年4月から 
 環境省 「第3次環境基本計画 指標活用に関する検討委員会」委員
2007年7月から2009年6月 
 横浜市 「地球温暖化対策検討部会」委員
2007年7月から2008年6月   
 国連グローバルコンパクト 日本運営委員会事務局長を務める
2007年9月から (継続中)
 環境省 中央環境審議会「環境情報専門委員会」委員
2008年12月から2010年12月 
 環境省 CO2見える化分科会 委員
2009年4月から2011年3月
 低炭素社会づくり対話フォーラム(事務局:上智大学)に参画
2013年4月から 
 東京商工会議所 エコ検定公式テキスト編集委員会 委員

NGO活動:

2002年、環境NGOジャパン・フォー・サステナビリティを設立。
枝廣淳子氏と共に共同代表を務め、のちに、理事長。
法人会員企業・自治体:80団体、ボランティア約500名で、持続可能な日本のビジョンと指標開発を行いつつ、海外191カ国に日本の環境、サステナビリティ情報を英語でグローバルに発信。

特記事項として、大和証券グループとパートナーシップを組んで、2007年から、ダイワJFS青少年サステナビリティカレッジを開講。ダイワエコファンドの利益の一部を原資として立ち上げたオープンカレッジ。4年間48回の講義をデザインし、ビジネス、行政、NGO、アカデミアから毎月1名ずつ招聘し、サステナビリティの全体像を学ぼうというプロジェクトのリーダーを務める。
ここではサステナビリティを<世代間・地域間公正>、<多様性>、<容量、資源>、<意志とつながり>の4つの角度から位置付けている。
講義録は英訳され、海外191カ国に配信されている。
JFS内では基幹プロジェクトのひとつと位置付けられた。

環境・CSR関連の主たる業績

著書(単著1冊、共著4冊):

単著
 多田博之著 『よくわかる環境会計』 中央経済社 2000年 PP1 – 150

共著
 多田博之他共著 「第3章第3節 ソニーにおけるITと環境の取り組み」 PP99-106
 『環境再生と情報技術』 三橋規宏著、財団法人地球環境戦略研究機関著 東洋経済新報社 2003年7月
 多田博之他共著 『持続可能な社会を考える』 JFS 2006年 PP1-142
 多田博之他共著 「4章 グローバル・コンパクトの国際的意義」 PP79-86
 『グローバル・コンパクトの新展開』 江崎隆著 法政大学出版局 2008年
 多田博之他共著 『持続可能な未来のために知っておきたい20の数字』 JFS 2009年 PP1-46

論文・寄稿関係:

環境経営、環境報告書&コミュニケーション、環境会計、環境指標、CSR、NGOマネジメント、持続可能性ビジョン・指標、SDGs等をテーマとした論文、寄稿等多数。

講演関連:

環境経営、環境報告書&コミュニケーション、環境会計、環境指標、CSR、NGOマネジメント、持続可能性ビジョン・指標、SDGs等をテーマとした講演等多数。

その他:

<環境経営に関する招待基調講演>

  • 株式会社西友
  • 松下電工株式会社
  • 三菱化学株式会社
  • 株式会社カタログハウス
  • 日本マーケティング協会 等
<企業のステークホルダーダイアログへの参画、主催>

2002年1月
 第1回 トヨタ 環境ステークホルダーダイアログに参加
2003年1月
 第2回 トヨタ 環境ステークホルダーダイアログに参加
2004年9月
 太平洋セメント 環境ステークホルダーダイアログに参加
2005年1月
 第4回 トヨタ 環境ステークホルダーダイアログに参加
2006年1月
 第5回 トヨタ 環境ステークホルダーダイアログに参加
 ユニチャーム CSRステークホルダーミーティングに参加
2006年2月
 資生堂 CSRステークホルダーダイアログに参加
2006年6月
 三洋電機 環境ステークホルダーダイアログに参加
 日産自動車 環境ステークホルダーダイアログに参加
2006年7月
 第1回 アサヒビール ステークホルダーミーティングに参加
2007年3月
 日産自動車 環境ステークホルダーダイアログに参加
2004年~2013年
 竹中工務店ステークホルダー・ダイアログ 総合司会、ファシリテータをつとめる
2004年3月~(継続中)
 コスモ石油環境財団エコカード基金 評議員をつとめる
2007年~2013年
 アサヒビールステークホルダー・ダイアログ 総合司会、ファシリテータをつとめる
2018年7月
 インターフェース社 環境ラウンドテーブルに参加

<自治体・企業等へのコンサルティング>

地方創生、環境経営、CSR経営、SDGs導入を主眼とした地方自治体、企業等へのコンサルティングの実績多数。
先方との秘密保持契約により、具体的実名はここでは開示せず。

<環境報告書・CSRレポート等への第3者意見の執筆、関与>

2004年
 大阪ガス株式会社第3者意見書
2006年
 エーザイ株式会社第3者意見書
2007年
 NTTドコモ株式会社社長インタビュー
 富士ゼロックスサステナビリティレポート第3者意見書
 共同印刷株式会社社会環境報告書第3者意見書
2008年
 共同印刷株式会社社会環境報告書第3者意見書
 横川電機株式会社社会環境報告書第3者意見書
2009年~2011年
 共同印刷株式会社レポート第3者意見書
2014年~2017年
 三井製糖株式会社CSR報告書第3者意見書
2012年~2016年
 リンテック株式会社CSRレポート第3者意見書

教育業績の履歴

2000年
 法政大学人間環境学部 特別講義 「企業の環境経営について」
 亜細亜大学経営学部 特別講義 「企業の環境経営について」
2001年
 武蔵工業大学人間環境学部 特別講義 「企業の環境経営について」
2002年
 山梨大学工学部 非常勤講師
 「環境マネジメント」「環境会計論」「環境コミュニケーション論」
2004年
 東京大学教養学部 特別講義 「持続可能なまちづくり」
 麗澤大学経営学部 特別講義 「企業の環境経営について」
 名古屋大学大学院環境学研究科 非常勤講師
 「環境マネジメント論」「環境コミュニケーション論」
 社団法人日本マーケティング協会
 マーケティングマスターコース講師: 環境担当
 「環境経営」「環境マーケティング」
2005年
 東京外国語大学 特別講師
 「企業の環境経営について」「環境マネジメント」
 東北大学大学院環境科学研究科 非常勤講師; 環境経営基礎学を担当
 「環境経営」「環境コミュニケーション」「環境会計」
2006年
 上智大学大学院 非常勤講師
 「環境NGOの役割」「持続可能な社会ビジョンと指標」
2007年
 南山大学 非常勤講師
 「環境マネジメント」「環境会計」「環境コミュニケーション」「持続可能な社会ビジョンと指標」
 大阪大学工学部 サステナビリティサイエンス研究機構 特任准教授
 「持続可能な社会ビジョンとモデル」「持続可能性指標」「環境経営論」
 東京国際大学大学院・大学 国際関係学部 非常勤講師
 「国際NGO・NPO論」
2008年
 法政大学人間環境学部 客員教授
 「CSR概論」「修士論文演習」
2009年
 信州大学 理工学部 非常勤講師
 「持続可能な日本のビジョン」
2010年
 東北大学大学院環境科学研究科 特任教授
 主として環境学の体系化、授業のカリキュラム開発を行う
2013年
 神戸大学 経済学部 非常勤講師
 「持続可能なこの国の形」
2018年
 成蹊大学経営学部非常勤講師
 「企業の社会的責任」
2021年
 岡山大学環境理工学部非常勤講師
 「ESDとSDGsについて」
2023年
 京都橘大学経営学部非常勤講師
 「環境経営論」